喜寿と紫色

日本にはいくつか長寿のお祝いが存在していますが、それぞれにはイメージカラーがあり、喜寿祝いには紫色の物がよく選ばれます。

しかし、なぜ喜寿のお祝いには紫色が選ばれるようになったのでしょうか?

喜寿以外の他の長寿祝いにも紫色が使われる場面があり、同じ色で良いのかどうか悩むこともあるでしょう。

そこで、この記事では、紫色の持つ意味やイメージ、喜寿祝いの贈り物を選ぶ際に意識することをご紹介。

また、喜寿祝いに最適な紫色のおすすめのプレゼント5つや、紫色のプレゼントを選ばなかった場合の喜ばれる工夫についてもご紹介します。

■喜寿の意味やイメージカラーについて

紫色のちゃんちゃんこを着た夫婦

喜寿というのは、77歳になった人のお祝いの歳を指しています。

「喜ぶ」という字が、草書体にしたときや略字で書くときに縦書きで上から「七十七」と書くというところから来ています。

長寿のお祝いの一つですが、その他では、60歳の還暦、70歳の古希、80歳の傘寿、88歳の米寿、90歳の卒寿、99歳の白寿、100歳の百寿あるいは紀寿があり、さらには108歳の茶寿、111歳の皇寿、120歳の大還暦、その上は250歳の天寿となります。

それぞれのお祝いには基調となる色が定められており、有名なところでは60歳の還暦の赤になります。

そして、喜寿は紫が基調となっています。

この色は、70歳の古希と80歳の傘寿も同じで、基調色になっています。

70歳の古希は中国の唐の時代の杜甫という詩人が「人生七十古希なり」と詠じたことが名前の由来となっていますが、人生50年と長い間言われ続けてきたとおり、70歳まで生きるというのは貴重なことであったところから、70歳、77歳、80歳の長寿祝いは同じ色が基調となったと言われています。

■紫色の持つ高貴なイメージ

紫色のバラ

ではなぜ紫かというと、古き昔から紫色は高貴な人だけが身に付けるものとされていたところがあり、そこから貴重な色ということに結びつきます。

その歳まで生きた人を敬うには、この高貴な色が相応しいからということになります。

一般的なイメージとしても、紫色は芸術的である、華麗な印象がある、高級である、上品である、そして神聖な色、神秘な色、不思議な色としてとらえられています。

マイナス点としては、もの悲しい、不安定、孤立しているという面が無きにしもあらずですが、仏教でも、神秘、高貴、優雅という位置付けであることから、選ばれたということができます。

というのは、日本では古くから縁起が良い瑞祥の色として取り扱われており、有名な冠位十二階の最上の階を大徳と言いますが、紫を使っていました。

色の階級と序列がなされたわけです。

そのことから、お坊さんが衣で紫を身に付けることができるのは、最高位の人だけに限定されていたということもあります。

この色は、実に様々な面を持っており、同じジャンルでも、赤味がかったもの、青みがかったもの、黒っぽい深さのもの、浅い赤味のあるものなど様々ですが、赤と青のバランスが一番整っている色がお祝いでは好まれています

ということから、喜寿のお祝いでプレゼントをするときなどは、紫色を意識する必要があるというわけです。

■喜寿祝いに贈りたい!おすすめの紫のプレゼント5選

喜寿祝いに贈りたい紫のプレゼント

お祝いをされる人の喜んでくださるお顔を思い浮かべて、プレゼントを選ぶことが大事なのですが、カラーは紫を中心に選ぶのがポイント。

洋服やウォーキングシューズでも、全てでなくても、一部にラインで入っているとか、ワンポイントにこの色が使われているという具合です。

ここでは、喜寿祝いに贈りたいおすすめの紫のプレゼントについて見ていきましょう。

名入れのお酒

喜寿祝いに人気の贈り物としては、せっかくの記念すべきお祝いだから、喜寿を迎える方の好きなお酒がいいという人も大勢います。

お祝いメッセージのついた名前入りのお酒なども喜ばれます。

最近では、喜寿祝い用に紫色の瓶のお酒が販売されていますから、喜寿祝いの記念の品として最適です。

時計

時を刻むという意味から、立派な置時計を用意する人もいます。

まだ元気でいて欲しいからスポーツウォッチの方が良いのではないかという人もいます。

腕時計では、ベルトに紫が使われているものや文字盤に紫色になっているものなどありますから、部屋に飾る用かいつも身に着ける用かといった用途や、相手の好みからピッタリのものを選びましょう。

ウォーキングシューズ

これからも元気で歩いて欲しいということで、ウォーキングシューズを贈る人もいます。

77歳になると家の中にいる時間が長くなる傾向にあります。

ウォーキングシューズを贈ることで、「外出する時間を増やして健康に気を付けてほしい」「新しい趣味を見つけてほしい」といった願いを込めることができます。

ファッションアイテム

長寿祝いで人気のプレゼントといえばファッションアイテムです。

ファッションアイテムは普段から身に着けやすく、冬に喜寿祝いをするのであればストールやマフラーなどのアイテムが人気です。

お洒落を楽しんでもらおうとちょっとしたシャツや洋服をプレゼントする人もいます。

衣類を贈る場合、サイズや好みがわからない場合には一緒に選びに行っても楽しい思い出になりますね。

フラワーギフト

フラワーギフトであればテーマカラーの紫色を中心とした花束を作りやすくなるためおすすめ。

特に、喜寿を迎える方がお花好きの女性であれば喜んでもらいやすいです。

最近では、手入れが簡単で長い間美しい状態を保つことができるプリザーブドフラワーのギフトも人気です。

記念の品として美しい状態を長い時間楽しんでもらいたいという場合には、プリザーブドフラワーを検討してみましょう。

紫色のプレゼントを選ばなかった場合の喜ばれる工夫について

プレゼント

紫色のプレゼントを選ばなかった場合、プレゼント品である場合は、包装紙やリボン、あるいはお祝いのメッセージ封筒などに、色の配慮が必要になります。

たかが色ですが、日本の長い間の伝統に基づいた習慣であり、そのことを承知している長寿の人からすると、外してはもらいたくない大きなポイントになるからです。

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